2012年04月05日
左岸下
長編の下巻を読みました。事故で夫を亡くし、遺児とともにいろんな運命の中で生きていく茉莉の物語。やがて幼なじみの九と再び会うことができます。それは男女の愛というより、もっともっと輪郭をもたない広い気持ちで思いやる大切な関係ではないかしら…。時間とともに変わっていく何かと時間がたっても不変のものと、私たちの心にはそうした矛盾が共存しているように思えます。
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