2012年11月15日
第27回 YMS
コンサルタント、あるいは登山ガイドとしても活躍されている守岡伸彦氏の「登山に学ぶ意思決定論 -何故、遭難事故は起きたのか-」という題目で貴重なお話をきかせていただきました。遭難事故を通じて、経営になぞらえるという趣旨です。奇しくもつい最近、万里の長城で日本の観光客が遭難したばかりです。2009年のトムラウシ山での遭難事故の詳しい内容を聞きながら、考えさせられました。いったい生死を分けたものは何だったのか?何故悪天候を予測しながら、無理に下山してしまったのか?直接の死因は何だったのか?などなど聞けば聞くほど、これは一概に誰のせいとかは明言できぬ難しさがあり、いろんな不幸な状況や悪いタイミングが重なって、大きなリスクになってしまったのだとため息が出ます。登山のみならず、様々なシチュエーションで意思決定をしなければならないときがあります。そのときは、大胆さも繊細さも、慎重さも(矛盾するようですが)冷静さもすべて踏まえた上で情報を得て向き合いたいものです。そのときこそこの
ような事例を思いだし、的確な判断ができるようこの講義を生かしていきたいと思いました。
ような事例を思いだし、的確な判断ができるようこの講義を生かしていきたいと思いました。
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