ティンカーベルの徒然日記（横浜市南区の美容室）

元英国首相の苦悩とリーダーとしての孤独を描いた作品で、若い頃、首相現役の頃、老後と3人のサッチャーがチャンネルを変えるが如くチェンジしながら場面が変わります。現役のメリルストリープは本当に綺麗で、姿勢も伸びてりんとしていますが、老け役がさらに素晴らしかった。特殊メイクの技術も去ることながら、孤独感漂う背中のカーブに、メリルストリープの女優魂を感じます。それから、ワードローブが全てブルー系であったのも印象的でした。アクセサリーも断固として二連のパール。拘りを感じます。一着だけ、全盛期のダンスパーティーシーンでピンクのドレスを纏っていました。そして引退時の真っ赤なスーツ。色彩からもその栄華と終わりを印象づけてくれました。心に残る深くて美しい作品でした。