村上先生の若き日の研究に明け暮れる頃の想いがどんなであったかひしひしと伝わってきます。研究は地味でコツコツと粘り強く、そして早起きと心定めでもって実らせたとありました。早起きの力は習慣の力。それは仕事や作業を単純化するし、その精度を高めるとも。それから、行動生体学者の長谷川真理子先生の研究によると、「ゆずる心をもった人」の集団が最も生物として進化しやすく、自分を優先させる人や競争で勝ち抜く人の集団より最後まで生き残るそうです。村上先生曰わく、もともと遺伝子の中に人間は利己的以上に利他的であるとあります。自分を後回しにすることや人のために生きることで自分を生かしたり、幸せを得たりするのです。この本は数年前に読みましたが、
改めて読むと更に心に染み渡ります。



Posted by naopon  at 16:08Comments(0)

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