2015年09月12日
祝芥川賞
元々お笑い芸人としての又吉さんのファンでした
あの飄々としたオトボケ感と無類の本好きであるというギャップ?がとても魅了的でした
過日このように受賞され 早く読みたいと思う気持ちとミーハーで飛びつくわけじゃないしというどうでも良い矛盾で世間が静まってからやっと読みました
先輩の芸人がメチャクチャなことを言ったりやったりするわけですが一つ忘れられないセリフがあります
ネットで誹謗された時 正面から受けなければならない なぜなら人を傷つける行為は一瞬は溜飲が下がる でもそれは一瞬だけでそこに安住している間は自分の状況はいいように変化することはない その間ずっとじぶんが成長する機会を失い続けてると思うというようなことが関西弁でかかれてありました
先輩の言葉を通して又吉さんのメッセージがここにあるのだなと感じさせてくれます
面白おかしく哀しくそしてじんわりさせる物語でした (お笑いはあまりに深すぎてかなりの知性がないとできないのだと知りました)