人間の遺伝子で現在働いているのはわずか5%~10%程度であとは眠っているのだそうです。つまり眠っている状態を遺伝子スィッチがオフになっているということです。一つの実験で、こういう例が書かれていました。
 大腸菌はブドウを食べる。乳糖を混ぜるとブドウ糖を選んで食べる。そこで今度は乳糖のみ与えてみる。すると大腸菌はしばらく食べるのをやめていたが、まもなく乳糖を食べ始め、乳糖だけで増えていくことができた。大腸菌が新しく身につけたことではなく、研究の結果大腸菌の中に乳糖分解酵素を作り出す能力が存在していた。それが遺伝子オンになって新しい能力が発現した、ということです。大変興味深い事実です。ということはまだまだ私達も自分自身で気がつかない何かを持っているのかもしれませんね。


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