定年までまだ間がある55歳でリストラされてしまった主人公やその中学時代の友人達が繰り広げる長編小説です。夫婦の問題、友人の家庭や仕事の悩み、はたまた恋愛など、バラエティーに富んでいますが、正直私はこの主人公にあまり共感は持てませんでした。こういう箇所がありました。…リストラされた私は仕事を探しているのではなくて、自己回復できる場所を見つけようとしているのだろう云々。いっしょにリストラされた後輩はさっさと妥協してでも気の進まない再就職に就きます。それは子供が小さいとか、ローンとかあるからです。主人公は奥さんが働きにでたので、あまり焦らない様子。ここが気に入らない。但し、さっさと見つけられないからこそ、友人の心配もできるのですが、自分の夫ならちょっと困ります。私って厳しすぎる?


Posted by naopon  at 16:56Comments(0)