ティンカーベルの徒然日記（横浜市南区の美容室）

かれこれ20年近くご贔屓にしていただいているN様は数年前、生死をさまよい、しばらくは普通の生活に戻ることはできませんでした。70代になられてからの大病は、およそ皆、口にこそ出さぬとも、とうていまともにひとりで暮らせるなどとは思えないくらい大変な状態でした。しばらくして風の噂にリハビリの病院から、退院し、人の手を借りて元の住まいに戻ったと聞いたのです。それからというもの私が送迎をし、杖のN様の手を引いてご来店されるようになったのです。ところがこの年代の方にしては不思議なくらいにお元気になっていらしたのです。性格がさっぱりして前向きでいらっしゃるので、少しずつ前進していらっしゃるのです。去年からはエステもさせていただいています。ちょっとの段差も危うかったのに、今ではけっこうおひとりでも杖はつきつつ歩いていかれます。なんだか不思議な光景です。じんわり嬉しさが込み上げます。決して愚痴らず、どんな苦境も前向きであっぱれなその後ろ姿に、凛とした生きざまを教えていただくのです。

一件楽着→一件落着です。
でも正直‘楽’が相応しい感じ(漢字)

毎日ジムに行きながら、一昨日から大きな湿布を貼り、お風呂では首までつかり、春なのにハイネックを着て、飲み過ぎを避けたら、やっと元気な首になりました。一件楽着。

夕方カットに見えたM様は野菜作りをされていて、売ったりもしています。そこで小松菜とトマトをお願いしました。そのトマトは濃いレッドで、しっかり固い。なのになのにすごーく甘い！これはフルーツだと思わず声にしました。南区の住宅街で近くにこんな美味しい野菜を作って下さるなんて、そして手に入るなんてとてもラッキーです

アームのややこしいコリオ(腕の動きと足の動きとにあまり関連性をもたせないので、手と足がそれぞれ独立して覚えなければならず、ややこしい)だったため苦労しました。みんなが半ばあきらめかけたとき、イントラのE先生は‘とにかく自分はできるんだとあきらめずに集中して！’と
励まして下さいました。これって大切なことですよね。負けそうな自分、くじけそうな自分に自分でいいきかせるというのはどんな困難にも共通していえることです。昨日に引き続き首が痛かったけど、レッスンに出ていい汗がかけました。ちょっと荒治療だったかしら。エアロビクスも奥が深くて、なかなか思うようになりません。だからこそ躍起になってしまうのです。

実はこの4、5日首が痛いのであります。もともとまっすぐ過ぎるため(普通緩やかに湾曲しているはず)、疲れや冷えなどが理由で昔からたまに痛み出すときがあるのです。まさにネック！なんちゃって。(駄洒落をいっている場合ではない)首が回らないほどの借金も覚えないし(？)、朝方痛くて目が覚めてしまいます。枕の高さを高くしたり低くしたり試しますが、どれもしっくりきません。当面は冷やさないようにしながら、お風呂の中でゆっくり回そうと思います。しかし、不便だわ。

あまりに良い天気なので、昼まで主婦に徹して家事をし、ついでにテーブルクロスも新しいのに変えて春らしくしました。午後横浜での用事をすませた帰り道、日用品を買うため、わさわざみなとみらいまでドライブがてら遠回りすることにしました。どこからともなく、桜の花びらがフロントグラスに飛んできて、なんだか優しい気分になりました。日用品を買いつつ、テーブルに飾る為に花も忘れず買って帰り、ふだんちゃんと家事をしてないつぐないをしたつもりになってしまいました。

健康診断の結果が出ました。お陰様で心配なし。こうなるとまた調子に乗って飲んでしまいそう…。それはさておき、このところフェイシャルエステをやらせていただくお客様が増えました。女の方はやはりいつまでも美しくあっていただきたい。きょうもツルツルピカピカになられた60代のお客様が喜んでいただけたようなので、雨が降っても気持ちは晴れ晴れしています。自己満足。

どうしようもなく深い悲しみを体験した後で、主人公は高級娼婦という仕事を選びます。それが是か非かは別問題として、同じように哀しみを抱えた人達と関わりつつ、じわじわと強くしなやかに生きていく姿を描いた小説です。もっとドロドロした内容かと思ったら、意外とさわやかな語り口で、人々の暖かさとか優しさとかの温度も感じさせてくれました。桜のピンクの季節に読みながらも、この小説はあたかも水色と紫が織り成すイメージでした。

土曜日の夜はエアロビクスの仲間と飲みました。昨日の仲間は私と違い、競技に出たり、個人的にレッスンを受けたりして非常に熱心な人達です。ストレス解消、美容と健康の為レベルの私とはストイックさが違います。話の内容もかなり専門的で‘熱く’なります。仕事以外の事でここまで打ち込める事があるのは羨ましい。そして尊敬できます。お花見日和で街は活気付いていましたが、桜よりも彼らの話の方が魅力的でした。

ヘルパーのお仕事をしていらっしゃる方のご紹介で高台に住むS様の送迎をさせていただきました。S様は杖をご使用ですので、坂を下るのも、強風の中の外出も危険です。そういう方のお手伝いができれば幸いです。前髪を斜めに流した軽やかなショートにさせていただきました。いつまでもお元気でいらしてほしいと思います。

別にどうという事はないのですが、4月1日なので気分新たに、盛り塩など新しくし、1日過ごしました。ストレスも多いけど、なるべく自分を解放しようと思います。てな訳で今夜も友人と赤ワインなど飲んで参りました。往き返り、風がものすごく吹きましたが、決して吹き飛ばされるような軽量な私ではありませぬ。明日からまたお仕事頑張ります。