昨日‘パリに咲いた古伊万里の華’と称した展覧会を観に行きました。今年10月5日は有田を中心とする日本磁器が初めて欧州に輸出されて350年目に当たるということです。どれもため息がでるような重厚な磁器ばかりですが、特にインスピレーションがあったのは六面体の大きな壺です。八面体のものは割りとあるのですが、六面体は非常にグラマラスで、中世の貴婦人の様でした。さらに花瓶に花のモチーフを張りつけたデコラティヴな花瓶もありました。これが後々ドイツのマイセンの発展に影響を与えたそうです。美術館の中のガラス工芸は私の大好きなルネ・ラリックの作品でした。美術館がある庭園はとても美しく、思わず紅葉のグラデーションに立ち止まってしまいました。
美しい物を鑑賞できて満ち足りた日でした。


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